|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ふりがな |
うちやま ちいちろう |
氏名 |
内山 智一朗 |
信 条 |
時間はすべての人間に平等である |
趣味・特技 |
サッカー |
|
LOM歴 |
出向歴(日本JC・地区・ブロック) |
1997年 |
入 会 |
- |
1998年 |
事務局幹事 |
- |
1999年 |
地球ふれあい委員会副委員長 |
(社)日本青年会議所
パートナーシップまちづくり委員会委員 |
2000年 |
事務局長 |
- |
2001年 |
拡大アカデミー委員会委員長 |
- |
2002年 |
専務理事 |
(社)日本青年会議所
新世紀LOM進化特別委員会委員 |
2003年 |
副理事長 |
(社)日本青年会議所
東海地区協議会 事務局長 |
2004年 |
副理事長 |
(社)日本青年会議所
メディアコミュニケーション委員会 副委員長 |
2005年 |
理事長 |
- |
|
|
|
|
|
【はじめに】
私たちが幼少の頃、「21世紀」という表現やキーワードが既に数多くあふれていたのを覚えていますか。少し遠い未来でも、その「21世紀」には輝かしい光が差していたのではないでしょうか。1945年荒廃した国土をゼロから復興させた先人たちは、自分たちの未来に向けて、懸命な努力を積み重ね、現在の日本を創り上げました。JCの諸先輩も、同様の時代背景のなか、この国、そして地域に新たな息吹を吹き込もうと、自らの気概をJC運動に費やしました。
(社)浜松青年会議所(以下浜松JC)も浜松に生をうけて54年、様々な社会の変化に対応し、常に進化を続けてきました。私は、今後浜松JCがさらに進化を続けるためには、メンバー一人ひとりの英知を集め、多様な価値観を認め合った上で、進むべき道を決めていくべきだと考えます。JC運動は常にメンバーが主役です。JCのすばらしさって何ですか?この問いかけに皆さんは何と答えるでしょうか。私は「自分自身を豊かにしてくれるところです。」と答えます。自分自身を豊かにするという気概をもって、ちょっと無理して行動してみること、すなわち《挑戦》こそが、私たちJCの理念でもある「明るい豊かなまちづくり」の実現に、つながるのではないでしょうか。JCはその年、その年でいろいろな「機会」を与えてくれます。その一つひとつの「機会」の積み重ねが、今の浜松JCの歴史となっているのです。さあ、私たちも、先人たちから脈々と受け継いだ「機会」という光を、メンバー一人ひとりが感じながら後世に向けて発信しましょう。その時、必ず新しい時代が拓かれるのです。
【浜松JCの発信】
今まで浜松JCは、様々な場面で行政・NPO・市民に対して多くの情報を発信してきました。しかしながら、JCのすばらしさに対する認知度がそれほど高くないのが現実です。これは、全国各地青年会議所の会員数減少の大きな理由となっていると考えられます。そこで私は、JC運動を外部に向けより広く情報発信していくこと、またそれにより、JC運動が社会へ浸透することが重要であると考えます。まず、対内向け広報誌を対外向け広報誌として発行し、JC運動に対するより多くの賛同者・参画者を増やします。また、JC運動を外部に向けタイムリーに情報発信するために、ホームページをより外部向けに作成し、アドレスの認知度を高め活用します。
その上で、私たちのJC運動が「個」や「社会」といかに共生しているのか、社会が何を求め期待しているのかを調査・研究し、取り組むべき地域の問題を取りまとめます。
また、日本の内外を問わず、色々な地域のJCメンバーにも「浜松JC」や、「浜松のまち」を少しでも知って頂く為、諸大会でのブース出展を有効に活用し、さらなる情報を発信していきます。
JC運動から生み出された多くの成果を、十二分に情報発信するという「機会」を持ち、LOMのメンバーに光があたり、JC全体のさらなる活性化を目指すことに《挑戦》します。
【新しいまちの誕生】
2005年7月1日は新浜松市が誕生する記念すべき日です。私たちJCも、政令市を見据えた12市町村の合併問題に対して、市民レベルで考えるという観点でこれまで運動をしてきました。JCとしても新市がスタートすることで、1つの行政区に3つのJCが存在することになります。3JC(浜松・天竜・浜北)は、お互いに長い歴史があり、地域に対しての熱い想いがあります。私たちは、お互いの理解を深めるための様々な交流を図り、共に新しい我がまちを考えていかなければなりません。私たちは「まち」を愛する団体として、多くの仲間とともに、7月1日のこの地域の歴史的瞬間に立会う「機会」をつくります。そこで、感動を市民の皆さんとともにわかちあい、今後のまちづくりの原動力にしていきます。
同時に次なるステップとして、新しいコミュニケーションの糸口を探りながら、これからのまちづくりの在り方を模索・検討していかなければなりません。浜松JCもこれまで多くのNPOとの協働事業を実践してきました。今後は、これまでのつながりを大切にしながら、広域的なまちづくりをするために、地域主権の主役になりつつあるNPOとのさらなるネットワークを構築し、JCとしての新たな役割を見つける必要があると考えます。
また、昨今「自己責任」という言葉がマスメディアから多く発信されています。いつ起こっても不思議ではない東海地震に対する防災の取り組みや、年々深刻さを増している環境破壊による災害への取り組みも、身近な運動の積み重ねが重要です。市民一人ひとりの危機に対する心構えやネットワークの構築、すなわち「備え」がなければ、深刻な結果を招くこととなるのです。安心・安全な「まち」を目指すためにも、私たちJCが、冷静な判断と最善な行動ができるよう心構えと知識を学び、危機管理体制を整えます。
新しい「まち」の主役はもちろん市民一人ひとりです。人口が増え、新たな企業を誘致し、道路の整備や、近代的な建物が建ち並ぶすばらしい「街」ができたとしても、それだけでは、市民一人ひとりが、心から愛せる「まち」にはなりません。経済的な豊かさだけを追求するのではなく、市民の個性や価値観を大事にできるまちづくりが実行できた時、はじめて「街」は「まち」になるのです。JCが「街」を「まち」にすべく新たなる光を放とうではありませんか。夢と個性を大切にする市民の理想の「まち」になるようにJCも《挑戦》します。
【未来を担う地球人としての在り方】
IT産業のめざましい発達によって、地球規模で情報伝達の時間差は限りなくゼロに近づいています。世界との距離はどんどん縮まり、国と国との隔たりさえも感じなくなってきているのかも知れません。我々中小企業も、地域密着だけでなく、全世界に情報を提供することができるようになりました。このことにより、新たなビジネスチャンスが生まれていることは、言うまでもありません。一方で、わずか半世紀の急激な経済の発展は、地球の歴史にとっては瞬きをするよりも短い時間に、環境破壊という大きな負の財産と、地球規模での経済的アンバランスをもたらしました。世界の色々な情報を取り入れていくと、近年では、地球のバランスを重視する企業の活躍が、目立ってきていることも事実です。私たちは企業人であるとともに、環境を考えた地球人であることを認識する「機会」を与えられているのではないでしょうか。企業が環境を考えるというテーマは、「社会的貢献」という言葉から、「社会的責任」という言葉に移りつつあります。「責任」という言葉を発するということは、永続的なテーマであるということです。また、近い将来、経済の中に環境問題があるのではなく、環境(地球)という中に経済があるという時代に、必ずなっていくのではないでしょうか。私たち企業人もエコロジーとエコノミーの両輪を考える企業経営を目指す時代に突入したのです。
また、未来を担う子どもたちにも、私たちが日本人であるとともに、地球人であるということ、そしてその地球は、永遠のものではないということが認識できる事業を開催します。少年サッカーやわんぱく相撲の開催を通して、日本、そして地球を意識できる大会となるよう積極的に取り組みます。
未来を担う企業人として、経済と環境のバランスを考えながら循環型社会を築き、未来を担う子どもたちに、地球規模での物事を考えるきっかけづくりができるよう、JCとしても《挑戦》します。
【光輝く子どもたちに】
私たちの社会は今、どのような状況にあるのでしょうか。家族や地域社会、国家といった様々な組織に属しているという意識は薄れ、日本人としての誇りや道徳心が失われつつあります。その結果、私たち大人も含めた日本人らしさが揺らいでいることが、近年大きな問題としてクローズアップされています。特に子どもたちの犯罪の低年齢化が進み、善悪の基準を誤り、『いのち』を尊ぶ心を失った子どもたちの存在は、日本社会において、大変深刻な問題です。他国の子どもと比べ、『自分の意思が言えない』『創造性がない』とよく引き合いに出されますが、地域を愛し、ひいては日本を愛することができる、子育てを含めた教育をしていく「機会」に、直面しているのではないでしょうか。私は、現在の日本の「歪み」を直す根本は、教育だと考えます。子どもたちの日本人らしさを取り戻すには、私たちの世代が、子育てを含む教育をしっかりと実践することが、必要であるのです。私たちは、子どもを持つ親世代として、「うちの子だけは・・・」という身勝手な考えを無くし、この教育問題に、真剣に取り組まなければなりません。
また、学校完全週5日制など、大幅な教育改革によって、教育は、学校依存型から学校・家庭・地域のパートナーシップによるものへと移行しました。私たちは、家庭・地域での教育を、真の人間形成の場として捉え、その役割を、親子のコミュニケーションを深めながら学んでいきます。そして現在の子どもに足りないとされている『自ら考える力』、『行動する力』、『生きる力』を持つ、強い人間形成を実践していきます。光輝く全ての子どもが、豊かな心あふれる人間として、成長することこそが、地域の繁栄につながるのです。第15船となる「はままつ少年の船」を中心に、教育を通して文化を根付かせていくことができる青少年育成事業に《挑戦》します。
【出会いのあるJCに】
青年会議所入会の最大のメリットは、新しい出会いであることは言うまでもありません。このメリットは、すべてのメンバーに平等に与えられているものです。ちょっとした出会いで昨日までとは違う自分になれるという「機会」を、ぜひ一人でも多くのメンバーに、体験して頂きたいと考えます。出向は、LOMでは味わえない、多くの経験が得られる本当に素晴らしい制度です。出向者を全メンバーで心から支援すること、そして、出向者の経験を全メンバーで共有することが、LOMの財産になるのです。1995年度の静岡ブロック協議会主管、2003年度の東海地区協議会主管、そして2004年度には日本青年会議所副会頭輩出と、私たちを育ててくれた日本JC・地区協議会・ブロック協議会に感謝をしながら、色々な面でバックアップをしていきます。
また、新しいメンバーの拡大も、LOM全体でしっかりと取り組んでいきます。少しでも多くの同士を増やすことが、JCの更なる発展に、必要不可欠であるのは言うまでもありません。私は学生時代、サッカーというスポーツを通して、机の上では決して得られないものをグランドで学びました。チームという様々な個性の集まりの中で、一人ひとりの気持ちがひとつになった時、信じられない奇跡を呼び起こす、そんな瞬間を、何度となく経験しました。感動に心が熱くなるという「機会」を、可能性のある限り、一人でも多くの新しいメンバーと共有したいと考えます。また、入会して間もないJCメンバーに対しての、フォローアップのための研修はもちろんのこと、今まで色々な研修を受けてきたメンバーに対しても、新たな研修を積極的に取り入れたいと考えます。
JCとは、出会う仲間たちと共に、感動を分かち合う瞬間を経験することができる団体です。多くの仲間と汗を流し、助け合ってひとつの目的を達成する喜びは、体験した者にしかわかりません。目標に向かって一丸となって取り組み、心からわかり合える友人が、一人でも多くでき、一年経って自分自身が少しでも光を放てるよう、あの人との出会いが、自分の一生の財産になったと言えるJC運動ができるよう《挑戦》します。
【明確なビジョンを目指して】
2004年度浜松JCは、定款及び諸規程の改定も視野に入れたシステムの改善を計り、しっかりとしたJC運動の基盤を作り上げました。2005年度もさらなる組織の見直しを計り、公益を目的とする機能的組織であり続けることができるよう、引き続き、話し合う場を作ります。また、先人や私たちが築き上げてきた55年の伝統と価値を、多くの人たちに知って頂ける貴重な周年を翌年に控え、本年より議論し、計画する必要があります。周年という節目は、浜松JCの存在を内外に再認識してもらう絶好の「機会」です。その為にはまず、LOMのメンバーがどんなJCを求めているのか、どんなJCにしていきたいのか、何が今のJCには足りないのかをしっかりと調査・認識する必要があると考えます。一人ひとりの意見や考えをしっかりと聞くことが、LOMの進化には一番重要であります。メンバーの考え方を取りまとめ、人間力開発を基本とした2000年代運動指針と照らし合わせながら、今後の浜松JCが歩むべき、新たな方向性を、創り上げていきます。
同時に、浜松JCとして、次なる新たな目標をつくることが、重要であると考えます。新たな目標をもつことは、LOM全体の更なる活性化につながり、メンバー一人ひとりが成長する「機会」を必ず与えてくれるのです。浜松JCが、未来に向けて光を放ち続けることのできる青年会議所となるべく《挑戦》します。
【機能的な組織運営づくり】
JC運動の基本は月に一回以上の例会の開催です。2005年度は出席率の向上に取り組むだけでなく、JCに入っても人前で話すことなく、一年間が過ぎてしまうことがないように、メンバー一人ひとりに少しでも光があたる「機会」を作り出します。顔も名前も知らないメンバーが存在しないようにすることが、最終的には例会の出席率を上げることになると考えます。メンバー全員が、例会に来るのが楽しみになるような例会運営を心がけます。
また、青年会議所の事業を褒賞に申請することで、新たな発見や多様な価値観を取り入れます。事業の検証・分析・そして反省をもとに、未来に向けて新たな「事業」という光を放つことができるのです。
会議の運営に関しては2004年度のシステムを継続し、会計システムも含めて更なる合理化を試みます。
JC運動の原点に立ち返り、運動のための運営ができるように《挑戦》します。
【結びに】
「こんなご時世だから・・・」最近よく耳にする言葉です。こんなご時世だからこそJC運動も、明確なビジョンを持って、流される事なく活動していくことが求められています。こんなご時世だからこそ私たちJCメンバーも、仕事だけでなく、色々な人と触れ合い、自分の可能性を高めていくべきなのです。仕事で一つひとつ成功を積み重ねていく事と同じくらい、地域で暮らすJCの仲間と行動を起こし、市民に喜んでもらえる運動をすることが重要です。JCメンバーである価値は、多面的でとても一言では言い表す事はできませんが、その価値を一人でも多くのメンバーが「機会」として感じ、成長できる一年でなければならないと考えます。自分の見えないところでそれぞれの委員会に所属している仲間が汗を流している事が気遣える、そんなメンバーの集まりが、LOMの大きな活力となり、この浜松(まち)の大きな価値となって未来に光を放っていくのです。未来を創る改革のリーダーとして、JCの事業に参加した子どもたちが、将来自ら入会してくる浜松JCを目指して、そして何より在籍するメンバーの家族・会社に愛されるJCでなければなりません。JCマンとしてバッチに誇りを持ち、人間として、限りある地球に共存するものとして、自らの資質の向上と新たなる価値観を地域に発信致します。そして浜松JCメンバー一人ひとりが、脚光をあびる一年となるよう最後まで《挑戦》します。 |
|
|
|
|
|
|
|
|