JC活動はやらなければやらないで済んでしまいますが、「やります」と言ったら他では経験できないことばかりでしたし、またその時でなければできなかったと思います。5年間の在籍期間の中で卒業まで指折り数えている中で、「今しかできない」という思いからかえって集中できました。“(役を)来年やります”とか“3年後にやります”と言うことができなかったですから・・・ -----------------出向経験について------------------ 新人とラストイヤーの出向はいいですよ!新人はLOMにいれば雑巾がけですが、日本JCに行くと一人前の扱いを受けいろいろな方と対等に話が出来ます。またラストイヤーは大事に丁重に扱ってもらえ楽しめます。 日本JCのすごいところは、怖いもの知らずで何でもやってしまうところ。普通は怖くてやらないこと、例えば日産自動車の広報へ広告を依頼に行ったり、ブラジルで会議をやったりしましたが、その時には必ずJC流の根回しがあり、ブラジルの会議の時は総務省や外務省にも根回しをしていました。 普通だったら会社で普通の出張の際は、一流ホテルに泊まったり銀座のクラブに行ったりはしないでしょうが、そういうことも経験をすることもできました。みんな見栄を張っていたのかもしれませんが・・・ ---------------JC活動と仕事の両立について---------------- 5年間JC活動をすることにより会社の仕事が減ってしまうと思われますが、当時は会社を共同経営していたため、「業績が減ったら辞めさせられる(追い出される)かも知れない」という思いから、本業を減らさずにJC活動を行うことが大事でした。本業を減らさないために睡眠時間を減らしました。実際3時間位しか取っていなかったのですが、30歳代だったからそれもでき、卒業後もそのままこなす事ができるようになっていました。結果として仕事の密度も濃くなり、卒業後も時間が増えた分だけ業績を伸ばすことができました。サービス精神・人をどうやって喜ばすか・企画をどうするか等、仕事で生きる部分もJCで学ぶことができました。 もっと長く在籍できる方はそれなりの経験が出来るだろうし、理事長を経験される方はもっと大きな苦労が出来るでしょう。JC活動を通じての経験から成功も失敗もあるでしょうが、失敗したことは繰り返さないようにすればいいし、成功した事は会社の経営に生かすことが出来ます。企業人である以上JCはいわば“放課後”ですので、トレーニングやフレンドシップだけ出しているとがんばりきれない部分があります。JCのサービスと言う部分(担当した地域政策)により、何をしたら地域のためになるのか考える事が大切です。その結果としてトレーニングやフレンドシップが付いてくるものだと思うし、結果として自分に返って来ます。 お金もたくさん使いました。どこまで会社で負担してもらうか決めておくことが大事ですね。私の場合、半分は会社で負担してもらい、残り半分は小遣いの中から負担しました。会社から活動費を出すことに他の共同経営者から不満を言わせないように業績を上げ、また自分の給料を上げられることにもなるのです。お金が無くて2次会を欠席するというのはもったいないですから。 仕事を基盤にJC活動を一生懸命やった人は、JCを卒業すれば仕事に戻ることが出来ます。JCは遊びも教えてくれる場所ですが、仕事が上手くいかずJC活動ばかりやる人はJCが終った後でも遊びの方に没頭してしまう人が多いように思います。また何らかの理由で途中で寝てしまった人(活動を休んでしまった人)は不完全燃焼の為からか、後からまた何かやっている人が多いのではないでしょうか。何もやらない人は一生何もやらないかもしれません。仕事を背景にJCをやることが大事なのです。忙しさを克服するのこともJCで学ぶことの一つなのです。 --------------家族との付き合い----------- 家族にとって、特に子供のための優先準備の高いイベントは欠かさないことが大事です。 結婚式の挨拶でも話しているのですが、奥さんに対しては、「後ろめたい方がいい。後ろめたい方が優しくなれる。」というのが私の持論です。いつも家にいるお父さんは尊重されにくいですが、たまにいるのは希少価値ですよね。「お父さんが一緒にご飯食べてくれた」という感動さえしてくれます。ただ個人的に好きなことを控えたことがよかったのでしょう。 |
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