--------------会社の中で----------------
職種・立場によっても違うと思いますが、時間は作るものなので努力次第で出来るようになります。自分は共同経営者でしたので、周りから文句を言わせない業績を上げることが大事でした。部下にも押し付けるのではなくて自分なりの仕事をすれば認められると思います。例えばお医者さんが、役をやって昼間抜けるのは非常に難しいかもしれないですが、そこを何とかできる工夫も必要でしょう。ただ部下よりは忙しくなくてはならないですね。仕事を頼もうとしても自分より忙しそうだったら頼めないですからね。“忙しさバランス”が大事なのです。
--------------卒業後業績が伸びた要因----------------
今の社員数は40名。(JC入会当時13名・JC卒業時22名)
システムエンジニアという仕事は、工場に換算し10人に1人くらいの設計者比率とすると、現在400人位の社員数の会社に相当されるのではないかと思っています。また売上高でいくと今自社は8億円ですが、流通ベースだと400億円位に換算できます。これだけの仕事をするには優秀な人材を採用することが必要不可欠です。そのためにはJC流で言うと、リクルーティングの上で拡大委員会と広報委員会が大事になります。JCでこの委員会には所属はしませんでしたが。
JCからはニュースレター(社内報)の発行(現在創刊より約13年39号まで発行)と、記者発表などのやり方を学びました。会社のリクルーティングは学生に対する営業活動なので、良い広報・営業・プレゼンテーション・待遇・環境があって初めて良い人材が集まります。口でいくら言っていても全てが揃わないとだめであり、グッドピープルカンパニーとなり、結果一段と会社が良くなり強くなります。それを揃えるのが経営者の仕事であると思います。
日本JCに出向した時に、2代目経営者とも沢山出会いましたが、2代目はスタート地点が前なのだから創業者の実績を3倍・5倍にしていくことが必要です。創業者の影や他の先輩だけを見ていたらそれは達成できないと思います。それをJCという別の器に身を置くことによって培われ、身に着けて戻ることによって超えられると思います。創業者は就業規則・組織・予算の作り方にしても何も無い所からのスタートですが、JCで覚えられます。お金を払って研修に行くのであればJC活動を行う方が良いと思います。器を広げるには情報量を多くしていろいろな人と会って学ぶしかないですから。
--------------------社会貢献について---------------
仕事を一生懸命がんばってサービスを提供することが価値を生むこととなります。仕事を沢山して企業規模を大きくしていくと、雇用の責任も果たせます。日本が停滞している時に自分の会社が大きくなることはエゴではなく、雇用を増やすという意味からすればいい事なのです。それによって更にサービスの提供の幅も広がり、最後に会社は赤字を出さずに税金を払うことにより、使い方には不満はありますが文句も言わせてもらい、より良い浜松市・静岡県・日本になってもらいたいと思うのです。仕事をたくさんすることが社会貢献をすることとなると思うのです。
秋山雅弘氏
S27年4月生まれ(51歳)
(株)アルモニコス 代表取締役
S63年入会
H4年卒業

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