社団法人 浜松青年会議所
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理事長紹介
理事長 西山 恭矢
2006年度スローガン
ふりがな にしやま きょうや
氏名 西山 恭矢
信 条 叩けよさらば開かれん
趣味・特技 旅行・映画鑑賞

LOM歴 出向歴(日本JC・地区・ブロック)
1998年 入 会 -
1999年 会員拡大委員会幹事 静岡ブロック協議会
経営開発委員会委員
2000年 少年の船委員会副委員長 -
2001年 50周年運営委員会委員長 -
2002年 会員拡大委員会委員長 -
2003年 活力ある会員応援室室長 静岡ブロック協議会
とうかい号支援委員会委員
東海地区協議会
とうかい号研修委員会副委員長
2004年 副理事長 -
2005年 副理事長 (社)日本青年会議所
全国大会運営会議副議長
2006年 理事長 -
基本方針
【はじめに】
 2006年、私たち浜松JCは創立55周年の節目の時を迎えようとしています。浜松JCが誕生してから55年。私たちは、先師からの輝かしい功績の継承と共に自らの手で築き上げた実績により、我がまち「はままつ」のために様々な運動を展開してまいりました。
 2001年、記念すべき創立50周年を迎えた際、「2010年ヒューマンルネッサンスの時代へ新たなる価値の創造を目指して」と題し、2000年代運動指針を掲げ、2010年に向け更なる進化を希求し、今日まで奮闘してまいりました。しかし、私たちが想い描いていた理想の21世紀が今、本当に訪れているのでしょうか。大切な何かを過去に置き忘れていないでしょうか。本気で「人」を愛し「地域」を愛する。こんな「心」が、現代社会に最も必要とされているものではないでしょうか。私たちの目的は「明るい豊かな社会」の実現です。今こそ、メンバー一人ひとりの英知と勇気と情熱を集結し、愛するまち「はままつ」のために、次世代を担う子どもたちのために、高い志を持ち行動しなければならない時なのです。
  一秒ずつ未来が今も通り過ぎています。今ここに立止まることなく、同志が手を取り合い、共に前進しようではありませんか。

【新たなる目標に向かって】

  持続可能な真に豊かなまちづくり運動の一環として、私たち浜松JCは、2004年11月の第3回定時総会において、社団法人日本青年会議所(以下日本JC)の全国会員大会を誘致することを審議可決し、胎動を始めました。そして、2005年9月、第54回全国会員大会が開催された姫路の地で、2008年第57回全国会員大会の主管獲得に成功しました。しかし、浜松JCの真意を問われるのは、まさにこれからなのです。主管が決定した今だからこそ、私たちはこの大会を通して何を求めようとしているのか、そしてどこに向かっていくのか、今一度周知徹底すべきであると私は考えます。同時に、日本JCが主催する全国会員大会の意義目的をしっかりと理解しなければなりません。大会を主管するLOMとして、過去の歴史や内容を調査・研究し、その情報を全員で共有しなければならないのです。そして、私たちはどんな大会を全国のメンバーに発信できるのかを考え、大会開催に向け、ソフト・ハードの双方において具体的な内容を構築すべきであると考えます。
  また、日本JC全国大会運営会議が開催する会議へのオブザーブ参加、主管LOMに対する現地調査対話集会の準備設営など、通年にはない業務が確実に発生してくるのも必至です。この窓口をしっかり設け、一つひとつの行事に対し、計画性をもち積極的にLOMを誘導していかなければなりません。そして、この機会を一人でも多くのメンバーと共有できるように方向付けをし、全国大会を運営するメンバーや、全国大会主管が決定しているLOMと多く交流をすることは、私たちにとって、とても貴重な体験になると考えます。
  この轍なき道は決して安易なものではありません。強固な決意を持って望んでこそ、新しい扉が開かれるのです。きっとその先にしかない光が私たちを待っているはずです。持続可能な明るい豊かなまち「はままつ」の創造のため、自分たちで決めた全国会員大会の主管に誇りをもち、勇気をもって前進しようではありませんか。

【未来輝くまちづくりのために】
 2005年7月1日12市町村合併による新浜松市が誕生しました。そして、2007年4月に政令指定都市に認定されることを目標としています。私たちはこの大切な時に何ができるのでしょうか。
 新浜松市は「環境と共生するクラスター型政令指定都市」を都市ビジョンに掲げ、豊かな自然と市民主体の活発な経済・文化・社会活動が共生する都市創りを目指しています。私たちも、政令指定都市を目指す「はままつ」について文化・産業・観光など、多方面にわたりしっかりと勉強し、現状についての認識を高める必要があると考えます。その上で、魅力ある「まちづくり」の実現のために、どの方向を目指すべきかを模索しなければなりません。また、その地域の独自性を活かした取り組みや発想も必要ではないでしょうか。このような背景をしっかりと踏まえ、行政・NPO・他団体と連携を図り、青年経済人の豊かな発想をもって次世代の新しい「まちづくり」の一助となるように運動を展開してまいります。
  次に、2005年度、私たちは危機管理をテーマに取り上げ、有事の際の備えについて勉強してまいりました。2006年度はこのテーマを更に発展させる必要があると考えます。東海地震などの災害の際に、私たちが自ら市民のリーダーシップを発揮し、非常事態を最小限で乗り切れるような管理体制を確立し、それが確実に地域に活かされるような手法を模索していきたいと考えております。
  また、豊かなまちづくりの実現のためには「逞しい人づくり」が必要不可欠と考えます。特に、次世代を担う若者が高い志を持つことは、未来のまちを豊かにする最大の要素ではないでしょうか。浜松には2001年に市内の中学生によって結成された「United  Children(以下UC)」という団体が存在します。彼らは「未来の日本と世界を動かす人になるために、今、積極的に社会の問題に触れ、その解決を実践してみる。そして、その中から感じた多くの想いと経験が、将来、僕らが社会を良くするための糧とする」と宣言し、「未来の日本・世界を動かす人を創る」という基本理念を掲げ、地域のためにボランティア活動を展開しています。私たち浜松JCがこのUCを育て、更に拡大ができるように、助力することは、豊かなまちづくりを実現する新たな鍵となるではないでしょうか。彼らの清純な心から生まれる発想は、私たちメンバーにとってもプラス要素となりうる可能性を大いに秘めているのです。世代を超えた積極的な運動の展開が、地域に浸透し、ひいては日本全体に伝播することを大願します。
  未来輝くまちづくりのために、明るい希望をもって前進しようではありませんか。

【愛するまち「はままつ」のために】
 
「明るい豊かな社会」を実現する上で、地域に対する直接的な運動の展開は私たち青年会議所の使命であると私は考えます。自らが汗をかき奮闘してこそ、真のボランティア精神と言えるのではないでしょうか。地域で抱える様々な問題を直視し、私たちにできることは何かを考え、その解決のために真剣に取り組む。NPOのフラッグシップとして一人でも多くの同志と、その解決のために真剣に取り組む。こんな運動の展開が必ず「明るい豊かな社会」の実現に繋がると私は信じます。世の中には自分一人ではどうすることもできない悩みを抱え、傷心を背負った社会的弱者と呼ばれる人々が多く存在します。そんな人たちのために、確実にできる取り組みを実践することが大切なのではないでしょうか。些少なことでも構わないのです。純粋な心で行動したときにこそ、新たな芽生えがそこに誕生するのです。
  また、人々の様々な交流を促す機会をつくりあげるのも私たち青年会議所の大切な役割です。浜松JCが従来から地域団体と共に取り組んでいる、移動オーケストラ教室、わんぱく相撲、少年サッカー大会を2006年度も引続き支援します。そこから生まれる新たな出会いや気付きが、人々の輪を広げ、まちづくりの前向きな道程への第一歩となるかもしれません。同時に、私たち浜松JCメンバーの交流発展も積極的に取り組みを行ないます。同じ地域で同じ志をもち行動する上で、互いを知り、切磋琢磨することは組織を活性化する大切な要素であると考えます。
  そして、2005年私たちは「地域愛」に対する啓蒙として、「I LOVE NEW HAMAMATSU PROJECT」の運動を展開してまいりました。2006年もこの運動を引継ぎ、まちづくり運動の一環としての位置づけをしっかりと確立できるように取り組みを行なってまいります。
  地域に対する直接的な運動や、多くの交流を促す機会を設けることが豊かなまちづくりを実践する本来の姿なのではないでしょうか。愛するまち「はままつ」のために、強い情熱をもって前進しようではありませんか。

【未来を担う子どもたちのために】
 
未来を担う地域の子どもたちのために私たちは何ができるでしょうか。それは、青年会議所だからこそ実践できる教育を確実に継続することと私は考えます。次世代の地域を担う子どもたちの心の教育を目的とし、1989年に第1船を出港させた「はままつ少年の船」はまさに浜松JCが誇れる青少年育成事業のひとつです。2006年度も第16船となる少年の船を出港させます。新市誕生に伴い、募集地域を拡大し、幅広いエリアの子どもたちに公平に乗船して頂けるように実行していきます。
  また、事業企画においては、2000年に開催した少年の船で実践した一般スタッフの受け入れに再度挑戦しようと考えています。UCなどの他団体に企画段階から参画頂き、事業の更なる進化に取り組みます。きっと私たちが気付かない発見や発想が、この事業に新たなる価値を生み、更に飛躍させることでしょう。
 また、地域を担う人材の育成として段階的な教育も大切と私は考えます。近年、浜松JCでは中学生世代に対する地域育成事業の取り組みを行なってきませんでした。しかし、この世代は、自分自身の意思により将来の方向性を決める大切な時期なのです。自分が知らない「自分」を他人から学び、他人が知らない「自分」をもっと伝える。これを実践することが人としての新たなる可能性であると考えます。新しい気付きに出会い、全ての物事に感謝し、「夢」を持ち将来に向かって邁進することが、中学生世代の子どもたちにとって最も必要なことではないでしょうか。そんな志のもと、「夢」を実際に叶えた成功体験を子どもたちに伝えるのも良いのかもしれません。こんな機会を設けるのが、私たち青年会議所の責務なのです。
  夢は持つものではなく叶えるものなのです。未来を担う地域の子どもたちのために深い愛情をもって前進しようではありませんか。

【出会いから出発を】
 
青年会議所の魅力の一つに無限に広がる出会いがあります。私はJCに入会して、様々な人と出会う機会を頂きました。そして、この出会いは私に多くの出発を与えてくれました。今、浜松JCは全国会員大会を開催するLOMとして、日本JCの中でも注目されていることは間違いありません。静岡ブロック、東海地区、日本JCが主催する各種大会の目的や魅力をしっかりと発信し、一人でも多くの人が参加できるような機会を設けます。また、青年会議所には出向という素晴らしい制度があります。浜松という地域だけに留まることなく、各地域に出向することは、外から内を見る絶好の機会であると同時に、様々な価値観、経験を備えたメンバーと出会うことができます。この経験は私たちにとって本当にかけがえのない財産になるのです。この機会に多くの出会いを求め、積極的に行動することが強靭な浜松JCをつくり上げる鍵になるのではないでしょうか。そんなチャンスを確実に手に入れることができるように、そして、この財産を皆で共有できるように、LOMとしての応援体制をしっかりと確立します。
 次に、東海地区協議会が主催する青年育成事業に「とうかい号」と言う研修船があります。私もこの事業に2001年、2003年と2回参加させて頂きました。私がここで言いたいのは事業内容のことではなく、この経験によって得られた様々な気付きや出会いの素晴らしさです。特に、2003年の第30船は、研修委員会の副委員長として出向させて頂き、出港前の事前準備から始まり乗船中と、過酷なスケジュールをこなし、事業に没頭しました。そして、全てのプログラムが終了した時、共に戦った同志と自然と肩を組みあい大粒の涙を流していました。果たして社会に出てこんな経験が容易にできるでしょうか。本気で同じ目的に向かった仲間だからこその結果ではないでしょうか。きっと、彼らとは一生涯の友となり何時の日にか別の形で再会しても、その絆が緩むことはないでしょう。
  私は、人は変われると信じています。しかし、人は人でしか磨かれないと感じています。前向きな新しい出発のために、多くの出会いを求めて前進しようではありませんか。

【情報発信と拡大の推進】
 
青年会議所運動の根幹に「地域主権」という考えがあるのは間違いありません。市民の一員である私たちだからこそ、地域に根付いた運動の展開が実践できるのです。しかし現状において、私たちの存在や運動がどれだけ地域に浸透しているのでしょうか。2005年度はその解決のため、JC運動をより広く発信することを目的に、対外向けの広報誌の発行や、ホームページの運営に取り組みました。青年会議所は単年度制ではありますが、地域から見れば変わらぬ一つの団体です。進化も大切ではありますが、しっかりと継続する力も疎かにしてはならないのです。2006年度も引続き、青年会議所運動の記録をしっかりと取りまとめ、同時に、対外に向けて数多くの発信を行なっていきます。このような取り組みの実践が、新たな仲間を増やすきっかけとなるに違いありません。
  今、青年会議所を運営する上で会員の減少は深刻な問題の一つであると考えます。10年前6万人以上の会員を有していた日本JCは、今では4万人弱となってしまいました。この状況の中、浜松JCは会員の減少を押さえ、今でも200名以上の会員を有しています。「質より量」ではないことは明確ですが、志高き仲間が一人でも多く増えることが大切なのも明らかなのです。新しい価値観をもった会員を様々な取り組みのもと、数多く拡大し、青年会議所運動の意義・目的をしっかりと理解して頂けるように運営を行ないます。また、入会後も今後を担うメンバーの育成として、価値あるフォローアップ研修を確実に行ない浜松JCの継続的力の源を創造します。
  数多くの情報の発信と、数多くの会員拡大を目指し、胸を張って前進しようではありませんか。

【メンバーのための確実な運営を】
 
55周年と言う節目の年を迎えるにあたり、私たちは、浜松JCの今後の方向性をしっかりと理解し、共通の認識を持たなくてはなりません。また、対外に向けた発信も確実に行なっていく必要があると考えます。2006年度は55周年記念式典を開催し、対内、対外に向けた浜松JCの方向性を発信する場を設けます。
  次に、メンバーに出席義務を要する月1回以上の例会に対しては、更なる出席率向上を目指し、2005年度LOM進化委員会が取りまとめた内容をしっかりと反映させ、必要な情報が確実にメンバーに伝わるように取り組みを行なってまいります。  また、青年会議所を運営するにあたり、総務全般の職務はLOMの要となるのは間違いありません。定時総会の開催、年次計画書・年次報告書の作成など、浜松JCの歴史と痕跡を確実に残していきます。
  そして、諸会議に関しては、会計管理も含め2005年度の内容を引続き継続し、社団法人として規律ある運営を行ないます。また、LOMの財産の構築、次年度への機能的な引継ぎとして、デジタルアーカイブシステムの継続も行なっていきます。また、浜松JCの全体の動きが確実に伝わるような取り組みも行ないます。  自ら希求し、行動が取れるような機能的な組織を目指し前進しようではありませんか。

【結びに】 
 
私たちが青年会議所運動を実践する上で最も大切なことは、「JCを好きになること」と私は考えます。好きだからこそ積極的に、そして、真剣に取り組むことができるのです。私の信念に「楽しく真面目に」という考えがあります。JCが好きだからこそ楽しく振舞い、自分自身に誇りがもてるように真面目に行動する。私のこんな考えが一人ひとりに浸透し、浜松JCに更なる活気が生まれ、空高く飛躍することを心より希望します。
  「叩けよさらば開かれん」「明るい豊かな社会」の実現を目指し、同志が手を取り合い共に前進しようではありませんか。

             〜JCが地域の「宝」であるために〜

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