2018はままつ少年の船も2日目が終了しました!
ハイタッチで挨拶を交わし、元気いっぱいの団員達。洋上ならではの開放感で、子供達の元気は100倍増しです。
その中で少年の船は念願の伊豆諸島の一つ、八丈島に上陸を果たし、標高854.3mの八丈富士登山に挑戦する事ができました。
まずはニッポン丸から小さなボートに乗り変えて、八丈島の港に渡ります。そしてバスに乗って山の中腹のふれあい牧場まで向かいました。ここから見える景色も、のどかな牧草と動物をバックに雄大な大海原を望む事ができて大変な絶景なのですが、私達の目的地は頂上なので、ここから先は自分の達の足で山登りを開始しました。
登山と言ってもこちらの富士山は階段で登るのですが、これはこれで大変です。熱中症対策も帯同スタッフも万全の状態で臨みました。しかしそんな心配をよそに子供達の足取りの軽い事。彼らの体力と根性は無尽蔵なようで、むしろ大人達の方がヒーヒー言っていました。それでも後半になればさすがの子供達も息が上がり、足は重くなっていきました。遠い道のりに心が折れそうにもなりましたが、団員達はチーム内で声を掛け合ってお互いを励まし合っていました。言葉と一緒に元気を分け合うその姿からは、強い絆を感じさせました。
そうして頂上へ辿り着いた時の感動はひと塩。てっぺんからの眺望よりも、大変な道のりを皆で助け合いながら乗り越えた感動に胸が震えました。
子供達に一生ものの思い出を作ってくれた八丈島。それは記憶だけでなく、形としてもささやかな絆の証を残してくれました。
実は八丈島は浜松と同じく織物が盛んでした。その中でも浜松は「遠州綿紬」、八丈島は「黄八丈」と呼ばれる絹が伝統産業として残っています。これに日本の歴史から切っても切り離せない「麻」をチームカラーの色に染め上げ、これら三本の糸を編み合わせてミサンガを作り上げました。
ミサンガは切れると願い事が叶うと言いますが、船内生活で絡み合った仲間との絆は一生切れる事はありません。お揃いのミサンガを見る度、仲間達の顔を思い出してくれたら嬉しく思います。
(2018はままつ少年の船 記録スタッフ)
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