浜松JCについて理事長紹介
団結!〜伝統を繋ぎ、未来への一歩を〜
◆ 理事長. 池谷 裕文
◆ 信条. 一歩一歩着実に
◆ 趣味・特技. 読書、音楽鑑賞
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LOM歴 |
出向歴(日本JC・地区・ブロック) |
2009年 |
入会 |
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2010年 |
例会委員会 幹事 |
静岡地区ブロック アカデミー委員会 委員 |
2011年 |
地区渉外委員会 副委員長 |
東海地区 事務局 委員 |
2012年 |
理事 地域の宝育成委員会 委員長 |
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2013年 |
理事 褒賞例会委員会 委員長 |
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2014年 |
常任理事 総務室 室長 |
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2015年 |
副理事長 |
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所信表明
- はじめに
- 公益社団法人浜松青年会議所(以下浜松JC)は「明るい豊かな社会」の実現のためにさまざまな運動を展開してまいりました。多くの先輩諸氏が築いた歴史と受け継がれる伝統に改めて感謝し、浜松の新たなる未来への一歩のために、今一度メンバーの団結力を高め精一杯活動してまいります。
戦後から70年、先人たちにより復興を成し遂げ、奇跡ともいえる高度経済成長期を経験し経済的に豊かな国へと発展しました。日本の青年会議所運動も戦争の傷跡が深く残る1949年、「新日本の再建は我々青年の仕事である」という高い志のもと、東京で誕生しました。そして私たちの住む浜松でも敗戦から5年後、何とかこのまちを自らの手で復興させようと18人の先輩諸氏が立ち上がり、1951年3月7日に浜松JCが設立されました。設立趣意書には「吾等は全世界の青年と提携し経済、社会を通じて常に、人類の福祉を計り、あわせて経済界の強力なる推進力とならねばならない」と堂々と記されています。それからJC運動は「明るい豊かな社会」という理想を掲げ、時代背景の変化や問題に応じて、その時代に必要とされる運動に変化し、進化をしながら発展しています。けれども自分たちのまちは自分たちでつくる、という考えはいつの時代も同じであり、「我々に何ができるのか」「このまちに何が必要か」「このまちの未来はどうあるべきか」を真剣に考えて行動する必要があります。
私たちが勇気を持って動き出せば「明るい豊かな社会」につながり、多くの感動が得られます。JC運動を展開する上で、それぞれが別の方向を向いていては十分な効果が発揮できません。浜松JC65年の歴史の中で、先輩諸氏は、力強い団結力を持ってあらゆる運動を推し進めてまいりました。私たちは設立当時から受け継がれる想いや精神を再認識し、メンバーが団結し、大きなベクトルとなって運動に邁進すべきなのです。
このまちの新たなる未来への一歩となるために。
- 地域の宝のために
- 無限の可能性を秘めた子供たちは地域の宝です。このまちの未来を担う子供たちに対して、私たち親世代は何をすべきでしょうか。
少子高齢化時代の中で様々な問題からコミュニティは衰退し、人と人とのつながりが希薄になりつつある昨今、子供たちを取り巻く環境も様変わりし、情報社会や仮想世界から多くの影響を受けているように思います。挨拶を自分からすることができなかったり、さらには人を傷つけることを悪いと思わなかったり……。子供は大人からの愛情を受けて相手を思いやる心、自分を大切にする心、命の大切さ、困難にも負けない力強さといった多くのことを学びます。ですからこの現状は、大人の過保護や無関心が招いた結果であると言えるのかもしれません。私たちは「子供は大人や社会の鏡」と捉え自らを律し、子供たちが仲間と力を合わせて挑戦する、助け合う、夢中になるなど全身で体験できる事業を開催することで、子供たちの豊かな心を創造します。このまちの子供たちが、「感謝の心」「思いやりの心」を持って、心豊かに成長することが明るい未来へとつながっていくのです。
- 感謝の心・豊かな心を育むために
- 私たちの周りにはどんな人がいますか。私たちは誰のために日々を過ごしているのでしょうか。家族や会社の仲間、友人そしてJCの仲間。多くの方々に支えられ、私たちは生きています。
感謝の心は幸福の安全弁
その安全弁を失ってしまうと
人間の幸福の姿は瞬時にこわれうしなわれてしまう
人間にとって永久不変のこの心を大切にしたい
(松下幸之助「松下幸之助からの手紙-大切な人たちへ」より)
感謝の心があれば、幸福や喜びは自然と高まり、しかもそれが無限に長続きする。
「自分さえよければ……」という風潮が尊重される悲しい時代になりつつありますが、日本人には古来「他人を思いやる気持ち」や「感謝の気持ち」が備わっています。こんな時代、風潮だからこそ、私たちは支えてくれる周りの方々への感謝の気持ちを持つだけでなく、積極的に伝え、表現する必要があります。例えば「ありがとう」「うれしい」そんな感謝の言葉の一つで芽生えるかもしれない明るい豊かな心。「明るい豊かな社会」を目指す私たちが、日々少しずつでも行える活動のひとつだと考えます。
また子供たちや地域市民に対しても積極的にこれらを伝える必要があります。さまざまな可能性を持った子供たちには特に、他人への思いやりや感謝の気持ちを醸成するための機会を設けます。挑戦することの大切さ、その中で生まれる競争心、そして同じ志を持つ仲間への感謝、子供たちにこそ伝えたい私たちのメッセージを確実に伝えてまいります。
- 誇りあるJayceeであるために
- 「明るい豊かな社会」の実現に向けて運動を展開している私たちは、正しい見識や知識を身につけた地域社会の模範となりうる社会人でしょうか。浜松JCの正会員資格は定款において「浜松市及びその周辺に居住、または勤務する満20歳以上満40歳未満の品格ある青年」と謳われています。崇高な理念の下で活動する私たちは、今一度「品格ある青年とは?」「Jayceeとは?」を考える必要があります。
豊かな人格、経験、能力、知識を備え自らを律することのできる同志が集い、このまちの未来を想い描くとともに、大きなうねりを生み出し市民意識を変革していく、それがJC運動です。2016年も強靭な精神力と逞しく勇気溢れる行動力で、地域から必要とされるリーダーとなることを目指す私たちは、運動方針やその想いを広く発信し、多方面からの理解と協力を得ながら活動してまいります。JCのすべての事業には背景があり目的があります。多くの厳しい「修練」を重ねるからこそ仲間との友情が構築され、質の高い事業を行うことができるのです。社会人として、Jayceeとしての自分を省みながら、決して奢ることなく真摯な姿勢で「明るい豊かな社会」の実現へ向けて一歩ずつ歩んでいきましょう。
- 魅力ある組織であるために
- 浜松JCは「人類の福祉」と「経済界の強力なる推進力」という崇高なる志のもと、わずか18名の青年によって設立されました。そして65年という長きに亘り多くの先輩諸氏がJC運動に邁進されてまいりました。そして本年、私たちもその志を引き継ぎ新たな未来へ向けて一歩を踏み出します。
大きな目標に向かってLOMが一丸となった2008年の全国会員大会浜松大会において、大いなる経験を積んだ現役メンバーも1割強となり、在籍5年未満のメンバーが半数以上を占めている浜松JCは、先輩諸氏からの歴史と伝統をしっかりとつないでいるといえるでしょうか。創立65周年を機会に今一度現役メンバーとOBOGとの絆を深め、これまでつながれた想いを再認識することで個々の資質を向上させ、歴史あるLOMとしての誇りを持ってより良いJC運動が展開できると思います。また私たちには全国、全世界の同じ志を持ったメンバーと出会い、自らを成長させるチャンスがあります。諸大会や出向での様々な経験、多くの人から与えられる学びや気づきが、浜松JCの新たな一歩の原動力となるのです。そして私たちの運動を地域へ広め理解していただくために、情報発信を行ってまいります。
- 強い組織力をつくるために
- 「明るい豊かな社会」の実現のためには、JC運動を継続するだけでなく、時代に合わせた形で発展させていかなければなりません。そのためには、同じ志を持った地域のリーダーたる運動の担い手が必要です。しかしながら全国的に会員数の減少が課題となっており、浜松JCも例外ではありません。
浜松JCに在籍している私たちは、「修練・奉仕・友情」の三信条のもと目的に向かって切磋琢磨し、その後に得られる達成感や感動の素晴らしさを知っています。入会しなければ一生出会わなかったかもしれない同志と語り合い、苦楽を共にすることで生涯の友にもなり得るのです。メンバー一人ひとりが誇りを持って活動し、自らが広告塔となり浜松JCや事業の魅力を生の声で伝えていくことが会員拡大へつながると確信しています。
仲間とともに高みを目指す私たちは、地域のリーダーとして立ち止まることなく常にその資質の向上に努めなければなりません。また毎年新しい仲間を迎える組織であるが故にJC運動や活動の意義を学ぶ機会を設ける必要があります。在籍年数に差はあっても40歳で卒業を迎えた後、それぞれが属する企業や家庭において、JCで得た経験と知識を発揮していくことがこのまちの新たなる未来への一歩となるのです。
- 期待と信頼にこたえる組織であるために
- 2010年に公益社団法人へと移行した浜松JCは、創立以来65年間先輩諸氏が築き上げてきた歴史と伝統を脈々と受け継ぎながらも、より公益性の高い事業を展開していくことで時代の変化に則した組織運営を行ってまいりました。また組織運営だけでなく、メンバー一人ひとりが規則や規律を遵守し、自らを律することのできる品格ある青年でなければ地域社会から期待され信頼される団体とは言えません。
私たちは公益社団法人として公益法人会計基準に則り、明瞭性・健全性のある財務運営をしていかなければなりません。事業計画はもちろん、決定した予算が適切に執行されているかなどの管理を明確にし、規律の遵守やコンプライアンスの徹底をすることで社会的責任を果たしていきます。
総会や諸会議の運営は組織を運営していく上で根幹を担う重要な役割です。すべてのメンバーが正確な情報を共有し、規律や規則を守った上で目的意識の高い会議が開催され事業が行われていくよう努めます。自らを律し、品格ある青年として説得力のある事業を展開していける基盤をつくることで地域社会からの期待と信頼にこたえてまいります。
- 結びに
- 個の力では大きな変革は起こせません。力を合わせ、行動することで大きなうねりとなるのです。市民とも団結し、運動を展開することができれば、このまちの未来は明るく、豊かなものになります。
「明るい豊かな社会」の実現に向けて、気概を持って、感謝の心を持って、楽しく、浜松JCとしての誇りを胸に、今こそメンバーの志を集結し、共に新たな一歩を未来へと踏み出していきましょう。皆さん一人ひとりの成長のために、浜松JCのために、そして愛する郷土のために!
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このページは2016年度の情報です。本年度の情報はこちらをご覧ください。