あの人は今?
       --浜松JCの功労者達--   「第4回 塩谷泉先輩編」

「便利がいいとは限らない。」
 私が幹事やってたときは携帯もFAXも無かったから連絡するのが大変でした。会社に電話するしかなかったのですが、それがかえって、社員のみんなにも社長はJCでなにやってるんだろうというのが、少し垣間見えてよかったと思うんです。今は直接メールや携帯に連絡が来て、社員になにやっているかがわからない。少しはそういうのが社員に見えてもいいのでは、と思います。
 会社からJCが見えなくなっている。これは情報手段が便利になった弊害だと思います。なにもかも素早くて便利がいいというわけではない。だからFAXや携帯があってもまず会社に電話をしてあげる、などしてますよ。皆さんも試されてはいかがですか。


「一個人として、一人の親として楽しんでいます。」
 今は、いろいろな役からはずれて参加することを楽しんでします。今までもPTAや後援会などの役がまわってきましたが、そういうものも経験したからこそ、一人の親として子供の行事を参観することもとても楽しいと思っています。

 

「ただで人を動かすことを勉強する。それがJC。」
 私がブロ長のときに、直前(前年度)ブロ長をアカデミー委員長にして各LOMから人を集めてブロック研修をやりました。300人以上集まり、その人数でいろいろ仲間と、一緒に経験することで絆を深めてもらいました。多くの仲間と多くの時間を過ごすことがいいと思ったんです。
 学生のときの仲間はだんだん考え方も変わっていくが、JCの仲間はみんな会社で同じような立場で同じような悩みを持っている人が多い。業者と違って利害もない。だからたくさん一緒に過ごして、一緒に飲んで、腹を割って話せるようになれる。そうやって仲間を増やすのが楽しい。
 JCって究極のボランティアだと思うんですよ。業界の集まりとは違う。そんな中であることを成すために人に動いてもらう。会社組織のような利害関係がない世界で、自分の魅力で人に動いてもらう。これを身につけることがJCの最大の魅力だと思うんです。つまり委員長などを経験してこれを学び、40歳までに習得する。だからJCには卒業がある。そう思います。

戻る