〔TVゲームは脳に良い?悪い?〕
今回は子ども達が夢中になっているTVゲームについて調査してみました。
子どもがTVゲームにばかり熱中している姿を見ると不安になりませんか?
目も悪くなるし、外で元気に遊ぶことも少なくなって・・・
本当にTVゲームは子どもに悪影響なのでしょうか?
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■■■ 脳は活発に動いている? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
TVゲームをしていると手や目、耳、頭をフルに活用しているように感じます。特に手先に関しては、両手をかなり使用するので、脳にとても良い刺激を与えているのでは・・・?と思ってしまいます。
しかし、研究調査によるとそうではなさそうです。TVゲームをしている時の脳の活動状態は単純な足し算をしている時に比べはるかに低いというデータがあるのです。その調査によると、単純計算や文字を読んだり、言葉を発することの方が脳全体を活性化させるとのことでした。
ちょっと驚きですよね。 |
■■■ TVゲームはなぜ面白い? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
実際にゲームをしたことのある方の中には、あんなに面白くて熱中する(ハマる)ものはなかなかないんじゃないか?と感じる方も多いと思いますがそれは一体なぜでしょうか。
ある文献でこんな文章も見つけました。「選りすぐりのプロ達によって何億円もかけて作られているデモンストレーションなのだから、面白いに決まってるじゃないか。」
そう言われてみればその通りなのです。誰かが作ったストーリーの中に入って、作者が敷いたレールの上を、あたかもそれらを自分が創造しているかのような臨場感を味わう。いわゆるバーチャルといわれるものです。それも現実の生活の中では絶対に体験できないようなこと(敵を倒したり相手を殺したり)ばかりの連続が、さらに人々を熱中させるのかもしれません。
要するに、目耳体をゲームによってすべて満たされて脳は受動的にしか働かないということなのでしょう。
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■■■ 上手に遊ぶ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ |
子ども達にとってTVを見ることやTVゲームをすることは、大人の感覚とまったく異なります。小さな子どもならなおのことです。まだ善悪の区別もつきませんし、現実と空想の違いや自分と他人の関係や情報の選択などはそうとう大きくならないと確立されないのです。
現代社会の中で、TVやTVゲームに関わるものを子ども達から一切断ち切ることはできませんが、もう少し大人達が子ども達の成長に感心を持ち、遊び方について考える必要がありそうです。
ゲームの世界ではいつも自分が主役です。その中で必要なアイテムはゲーム側が用意してくれますし、ポイントを積み上げていけば必ずゴールでき、気に入らなければボタン一つでリセット。こうしたゲームの醍醐味がいつの間にか子ども達の心を支配しないように、生活の中で大人達が制御していくことが大切なのかもしれません。
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