葬儀でのアクセサリー
6月の誕生石は真珠です。真珠は、オニキスや黒曜石といった黒一色の宝石以外では、悲しみの場で唯一許されている宝石です。これは、真珠の色や形が涙を連想させるからだといわれています。
葬儀や通夜の席でつけていいのは、ネックレスとイヤリング、ピアスだけです。いずれの場合も、派手なデザインやキラキラ光るものは一切つけないのがマナー。真珠のネックレスの場合は、必ず一連のものにします。二連以上のものは「重なる」という意味で、弔事にはふさわしくないからです。また、大粒の南洋真珠や変形のバロック真珠なども、華美な印象を与えるので避けます。ピアスやイヤリングの場合は、小ぶりの真珠が一粒だけのものにします。
指輪は結婚指輪以外、どんなものでも外します。石がついている指輪は、リングを回して石を手の平に隠すようにしてはめるといいでしょう。
男性の場合も、石のついた指輪やブレスレットなどは外します。カフスボタンも弔事用と感じられるものが多いので、つけないほうが無難です。ネクタイピンも真珠の一つ玉以外はふさわしくありません。
腕時計はシルバーのものが理想ですが、装飾品というより実用品と見なされているので、多少ゴールドが入っていても許されます。ただし、ゴールド一色や文字盤の派手な原色が目立つ腕時計は葬儀や通夜では外したほうがいいでしょう。
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