葬儀への子供の出席

 寒く小さな子供がいると、通夜や告別式に連れて行ってよいものかどうか迷うことがあります。子供の年齢や性格にもよりますが、ごく親しい身内の葬儀でなければ、やはり連れて行かない方が無難。式が長時間に及んだりすると、我慢出来ずに泣くことも多いからです。預ける人がいないなど、やむを得ず連れて行かなくてはならない場合は、出口に近い席に座るなど、周囲に迷惑をかけない配慮を心がけます。
    子供の年齢が3、4歳に達し、ある程度聞き分けがよくなれば、連れて行ってもよいかもしれません。よく説明してあげると、死の意味を理解する貴重な体験となります。
 服装は、子供といえども葬儀に似つかわしくない派手なものは避けましょう。季節にもよりますが、男の子なら黒や濃紺のジャケット、女の子なら黒のシンプルなワンピースなどを着せます。シャツやブラウスなどは白を。また、学校や幼稚園の制服は喪服の変わりになるので、それを着せても構いません。
 なお、意外に忘れがちなのが靴です。黒い服を着せたものの、靴がピンクや赤では場違いな感じを与えますので、普段もはける地味な色の靴を一足用意しておくとよいでしょう。

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