理容師と美容師って何が違うの?


 最近はもう耳慣れてしまった感のあるカリスマ美容師という言葉ですが、理容師さんにカリスマはいないの?などと思うかもしれません。それよりなにより、美容師と理容師ってなにが違うの?と思うでしょう。今回はそんな話をしたいと思います。

理容師・美容師には職業にみあった衛生上の厳しい条件があります。

理容師・美容師には、職業にみあった衛生上のきびしい規制もあります。
タオルなどは客一人ごとにとりかえ、はさみやくし・かみそりといった器具も客一人ごとに消毒することが義務づけられています。
昔は、全部一緒でしたよね。皮製のかみそり研ぎ器か何かで”しゅっ、しゅっ”と研いでいたのを子供心に覚えているのですが。
いまは、多くがディスポーザブルの製品を使っています。

法律的には。

昔理容師・美容師には、職業にみあった衛生上のきびしい規制もあります。理容とは「頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること」(理容師法1条の2)であり、美容とは「パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」(美容師法2条)と規定されています。
昭和22年に制定された旧理容師美容師法から昭和32年に現在の美容師法が分離独立する形で法律が整備されたため、法制度的にはほとんど同一のシステムとなっているようです。
しかし履修内容のうち、美容師ではパーマネントや化粧・マニキュア・ペディキュア・日本髪・着付技術などといった独自の分野にも重点がおかれている一方、理容師ではシェービング技術といった顔そりの分野が入っているという違いがある。
ようは、かみそりを使えるかどうかなんですね。

 

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