現代は、
髪にとって受難の時代かもしれない。
フランス革命、王妃マリーアントワネットが牢獄につながれ、
次の日に処刑だと宣告されたとき、恐怖のあまり一夜にして白髪になったと言われています。
ストレスが髪によくないことを表すエピソード。
何かとストレスの多い現代は、髪にとってはやりにくい時代と言えます。
仕事上の悩み、人間関係のトラブル、孤独感や不安感。
また、アルコール類の摂取過多、喫煙。
さらには徹夜や睡眠不足など、現代人に特有の習慣や嗜好品など、髪の大敵があちこちに。
健康な髪をお持ちの方も、ゆめゆめ油断はなりません。
毛髪の損傷は、
物理と化学の問題です。
といってもそう難しいことではなく、髪の損傷には、2つの種類がある、ということです。
たとえば、荒っぽいブラッシングや過度に逆毛を立てたり、
ドライヤーで極端な高熱を加えたりすることでできる髪表面の損傷が、物理的損傷。
もう一方は、ヘアタイプに合わないコールドウェーブや、ヘアカラーによって起こりやすい
毛髪の内部からの化学的損傷。
実はこの物理と化学、困ったことに相乗効果があります。
つまり、表面が傷むと中も傷みやすくなり、またその逆も言えます。
だからパーマやヘアカラーなどをしている方は、毎日のお手入れにもお気をつけください。
手入れで傷む。
手入れをしなければなお傷む。
昔は手入れの基礎とも言われたブラッシングも、最近では程度を超えれば
枝毛や切れ毛の原因であることがわかってきました。
では、手入れをしなければいいかというと、もちろん否。
ヘアスタイルを作るのにブラッシングは欠かせないし、
何もしなくとも大気汚染や紫外線に傷つけられる。
こんな状態を放置しておいて良いはずがありません。
要は正しい手入れが必要、ということです。
まずは自分の髪質に合ったシャンプーとリンスと適度なブラッシングが手入れの基礎。
よいヘアケア商品でこまめにシャンプーし、良質のブラシを選び、
ブラッシングはあまりやりすぎないように注意することが必要です。
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