四季の風情。
髪にとってはいいことばかりではありません。
季節を感じにくくなった世の中ですが、髪は四季の変化を敏感に察知します。
たとえば湿度。毛髪湿度計があるくらいですからその反応は極めて敏感かつ正確です。
梅雨時にはセットが崩れやすくなる。
冬は部屋も室外も乾燥しているため、パサつきやすくなります。
また、夏には強い紫外線の下、海で遊んだ後などメラニン色素が破壊され、赤茶けた色にあることがあります。
春は突風によるほこりで髪が傷つきやすくなる、等々。
それぞれの季節・気候条件により、髪の状態も変化し、必要なヘアケアも異なります。
髪の365日。十分に気遣ってあげてください。
わずか2%というなかれ。
髪にとっては生命の分かれ目です。
普通の湿度の場合、髪の水分量は正常毛ならば11〜13%、損傷毛ならば9〜11%。わずか2%程度の差です。
ところがこの2%がしっとりかパサパサかの分かれ目というのですから大きな差です。
この2%の差は髪の損傷が原因。髪の内部にある、空中の水分を吸収・放出して常に水分量を調整する自動コントローラが破壊されたためです。ちなみに優れた美容師は0.5%の差も感知できるそうです。
ヘアタイプが違えば処方箋も違う。あなたのタイプは?
近頃はヘアタイプに応じたヘアケア製品をよく見かけるようになりました。
これはもっともな話で、痛んだ髪は水分が不足がち。オイリーヘアは、髪表面に油や汚れが付着しやすい髪質です。
となれば、まず自分のヘアタイプを知ること。
極端に油っぽい場合はや、パサつく場合は別として、わかりにくい場合には、霧吹きなどで髪をスプレーしてみましょう。
すぐに水分を吸収するのは損傷毛が多く、霧が小さな水滴となって滴り落ちるのは健康毛やオイリーヘア。
より正確に知りたければあなたの髪の主治医である美容師さんに相談するのがいいでしょう。
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